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どんな簡単なことでも担当者にやらせる

どんな仕事であっても、それをメインにやる「担当者」が決められるものです。
誰がやってもいい、皆でやるような仕事もありますが、「この仕事はこの人」というような個人への仕事の割り当ても、与えられるものです。

新人の頃は、とても簡単な雑用程度のものを任されて、担当になります。
最初から責任重大な仕事は、実力もないので任せようがないからです。
トラブルを生み出さないためにも、まずはその部署の仕事にはどのようなものがあるのか、雑用や先輩の仕事ぶりを見て学ばせるものです。

つまり、新人は電話受けや、書類の整理、ちょっとした入力作業などを任されるものなのです。

責任感を持たせるということ

ところが、自己評価の高い新人は、「自分はこんな単純な仕事をするために入社したのではない。
もっと高度な仕事を与えてもらいたい」と自惚れています。
現在与えられている仕事も、それほど完璧にはこなせていないにも拘らず、です。
そして、好きな仕事と嫌な仕事を選り好みしようとします。
しかし、どんな単純でつまらない仕事であっても一旦、担当に決められたからには、責任を持って仕事を遂行しなければなりません。

上司や先輩社員は、単純で簡単にできる仕事であっても、担当を決めた以上は、必ずその人にやらせなければいけません。
コピー1枚でも、必ず担当者に渡します。
「自分でできるから、これくらいは自分でやろう」ではだめなのです。

新人も、単純で誰でもできるような仕事は、各自でやればいいと思うかもしれません。
時には口に出して、各自でやればいいのにと拒否することもあるでしょう。

しかし、このときに、怯んでそのまま新人の言い分を聞き入れてはいけません。
「あなたはこの仕事の担当になったのだから、あなたがやらなければならない。
与えられた仕事、割り振られた仕事を達成するのが、あなたの役割であり、それが責任を持って仕事をするということだ」と教えてあげましょう。

「仕事が単純だから、誰でもできるから、自分ではなくてもいいから」他の人にやらせよう、というのは新人が判断することではありません。
担当者であるのにその責任を全うしないのは、与えられた仕事も満足にできない人だということになります。

それでもなお屁理屈や文句を言うのであれば、ぴしゃりと叱りましょう。
「君が仕事を選ぶのではなく、会社が仕事を与えているのだ」と。

責任感を持ってもらうには

こういうことがないように、予め担当者の責任の範囲についても教えておいた方がいいでしょう。
基本的には、自分の担当した案件は、自分で考えて達成しなければなりません。
先輩や上司には、完璧に達成したと思った後に、それを報告して確認してもらえばいいのです。

もちろん、わからなかったり悩んだりした場合には、相談するのはいいでしょう。
しかし、決して「自分ではできないので、やってください」というように、人に押し付けようとしてきても、あなたはそれを受けてはいけません。
「君が担当なのだから、やるのは君だよ」と返しましょう。

例えば、会議の司会を任す時に「できません」と断ってきても、それを認めてはいけません。
やらなければいつまでたっても仕事を覚えることはできないので、まずはやらせてみましょう。
会議がうまく進行しなければ意味がないので、足りないところがあれば、あなたはサポートに回りましょう。
そうして基本的には担当者に進行させましょう。
このとき、できればサポートはさりげなくしましょう。

そして、会議が終わった後に、どうだったか感想を聞き、本人が気づいていない反省点があれば反省を促し、次回はどうすればもっといい会議の進行ができるのか、話し合って考えさせましょう。

このように、担当者にしたからといって、まったくそれに関しては他の人がノータッチになるのではなく、必ず「あなたのことは見ていますよ」というメッセージを出して、安心感を与えましょう。
周りがサポートしてくれる、周りが自分の間違いを後で教えてくれる、という環境であれば、のびのびと自分の思ったやり方でやってみよう、という気になるものです。
そうして経験を積ませていけば、自分でできるようになり、それが自信と責任感を生み出すのです。

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