就職活動における遅刻とは、筆記試験や面接試験に遅れていくことを意味します。
相手との約束を自分の都合で破るわけですから、遅刻は許されるものではありません。
しかし、ビジネスの場面でもやむを得ない理由で遅刻する場合もあります。
だからといって遅刻が許されるわけではありません。
こちらから会ってほしいと頼んでおきながら、遅刻するというのは、失礼で約束を破る非常識な行為と捉えられてしまいます。
まず、遅刻しないための方法を考えましょう。
遅刻してしまうことは印象を大幅に悪化させることになり、挽回するのに苦労します。
ですから、遅刻しないように振る舞えばいいのです。
遅刻しないために大事なことは、スケジュール管理をすることです。
学生の頃は、スケジュールを持ち歩いていないこともよくありますが、社会人になったらスケジュール管理は重要です。
何月何日の何時から何があるのか、という予定を書きとめておかなければ、その予定を忘れてしまい、先方に迷惑をかけることになりかねません。
また、早めに会社の近辺まで行っておくことも大切です。
10分前に会社に着けばいいなどと考えていると、電車の遅延で30分遅れた時に対処できません。
もちろん電車遅延の場合には、自分の責任ではないのでそれなりに理解を示してくれることもありますが、理解してくれない会社もあります。
つまり、それも想定して行動していないのが悪い、ということです。
そういったことがないように、30~60分前には会社の最寄りの駅には着いておき、歩いていける範囲の喫茶店で時間をつぶしてから5~10分前に会社に行くようにするのが最善の策なのです。
さて、とはいえ遅刻してしまうこともあるでしょう。
では、遅刻してしまったら、それで採用試験はお終いなのでしょうか。
それは会社によります。
いかなる理由であろうと、遅刻が不採用に直結する会社もありますが、事情を説明すればわかってくれるところもあります。
ですから、遅刻したからといって諦めずに、ダメ元で話をしましょう。
遅刻でやってはいけないことは、現地に着いてから、遅刻について初めて報告することです。
相手は、あなたが来るまで、どうしてしまったのかと気をもんで待っています。
あなたのために空けておいた時間は、無駄な時間になってしまいます。
そして、普段から、事前に連絡を入れずに事後報告する人だと思われてしまい、印象は悪くなってしまいます。
遅刻をするとわかったら、その時点で会社に連絡を入れておかなければなりません。
その内容は理由と、あとどのくらいで会社に着くか、ということです。
その際、ぎりぎり間に合う時間を言うのではなく、若干多めに言っておきましょう。
それより早めに着いた場合に、調整することができるためです。
もし、電車に乗っていて遅れそうな場合には、特別な事情がない限り、次の駅で降りて連絡を入れましょう。
「遅れるときはまず連絡」、を忘れないでください。