就職活動の心得身だしなみに注意
筆記試験や面接試験など、採用担当者と顔を合わせることのある場面では、身だしなみにも気を配りましょう。
以下で、身だしなみに気をつけるポイントを挙げておきます。
気をつけるべきポイント
- 服装
- 髪形
- 顔
- 爪
- 歯
- 靴
- 持ち物
- におい
服装
まず、着ていくものに気を遣いましょう。
ものすごいブランドである必要はありません。
スーツなのかカジュアルなのかは、会社によりますが、体に合っているものを選びましょう。
ダブダブなものも、つんつるてんなものも不格好になってしまいます。
また、スーツやシャツにしわが寄っていたり、破けていたり、ボタンが取れていたりするのもよくありません。
スーツならば特に言われていなければ、ネクタイもするべきです。
服装では、きれいにしておくことも必要ですが、センスも大事です。
柄や色にも気を遣い、スーツとネクタイとシャツと靴の色のバランスも考えましょう。
柄はキャラクターものなど、あまり常識的でないものは選ばないようにしましょう。
面接の場は、あなたが仕事をするときに、取引先と対面する場と同様の意味を持ちます。
汚い格好をしていれば、汚い格好で取引先の人と会おうとする人なのだな、と思われてしまいますので、極力気をつけましょう。
髪形
髪形にも気をつけましょう。
起きてから髪を整えず、寝癖のままで行ってはいけません。
髪質にもよりますが、固めなければまとまらずにボサボサになってしまう場合にはきちんと固めていきましょう。
また、癖が強くて固めることができないのであれば、ある程度は仕方がないでしょうが、必要ならばストレートパーマをかけて髪を整えるくらいの考えを持っていてもいいです。
髪形が整っているとはいえ、伸ばしすぎもいけません。
特に男性の場合、長髪だったり後ろでまとめるような髪形は、古い考えの会社では嫌われます。
その会社の年齢層や平均年齢がどのようなものなのか、わかればそれによって対応できますが、わからないならば、短髪にしておくのが無難です。
顔
顔は服装などの全体と同じ位みられる場所です。
目ヤニがついていないようにきちんと洗っていきましょう。
ヒゲも基本的には剃りましょう。
人によってポリシーを持ってヒゲを伸ばしている人がいますが、企業ではヒゲを禁止しているところもあります。
許可しているところもありますが、禁止している可能性もあるので、まずはヒゲを剃っていき、採用が決まった後で、ヒゲを伸ばしても問題がないのであれば、伸ばせばいいのです。
このほかにも、顔にできものができている場合には、なるべく薬を塗るなどしてケアしておきましょう。
そのままにして、できものが潰れて、血が固まった状態のままにしておくのはもってのほかです。
見ていて気持ちのいいものではありません。
顔の表面がガサガサなのもよくありません。
皮膚に潤いを与える化粧水のようなものは、最近では男性用・女性用共に販売されています。
爪
爪もきちんと切りそろえておきましょう。
深爪にする必要はありませんが、白い部分が1mm以上ないようにしましょう。
もちろん爪の間に何か詰まっていて黒くなっているのはもってのほかです。
歯
歯にも気をつけましょう。
歯の間に食べたものが挟まっていたり、歯茎に食べかすがついていることはよくあることですが、それをみられたら非常に嫌な気分にさせてしまいます。
朝に家をでるときにはたいていの人が気を付けて歯を磨くから問題はないといえるのですが、面接が始まる前に喫茶店に寄ったり昼食を食べたりしたあとに気を付けられない人がよくいます。
食後は、必ずトイレなどにいき、歯の間に何も詰まっていないかチェックしておきましょう。
靴
靴は基本的に革靴を履きましょう。
それもボロボロのものではなく、ピカピカのものです。
新品を履く必要はありませんが、手入れは怠らないようにしましょう。
汚れていたり、底が破れていたりするのは、仕事の際に取引先と会う上で失礼になってしまいます。
持ち物
面接時に持っていくものとしては、かばんや腕時計、ハンカチなどがあります。
このうち、目につきにくいハンカチなどはさておき、腕時計やカバンにも気を付けておきましょう。
まず、腕時計をしていないというのは問題です。
最近では携帯で時間を確認することができるので時計は必要ない、という人も増えていますが、仕事の場では、相手に失礼のないように時間を確認するということはよくあります。
腕時計であれば、ちらっと見ることができますが、携帯では手に取ってボタンを押さないとみることができないので、相手に気付かれてしまいます。
腕時計にしても、カジュアルすぎるものは良くありません。
文字盤に12時間がわかるように数字が振られており、分刻みもわかるようになっているものがいいでしょう。
鞄についても、口が閉まらないようなものではなく、仕事で使うものにしましょう。
色も派手なものではなく落ち着いたものにします。
極端に大きすぎたり小さすぎたりしないものがいいでしょう。
携帯をポケットに突っこんでおいて、妙なストラップが見えている、というのもよくありません。
携帯電話は電源を切るかマナーモードにして鞄に入れておきましょう。
におい
体臭、口臭などです。
これは本人では気づかないことも多いかもしれません。
また、体質もあるので、周りの人も指摘し辛いこともあります。
ですから、気の置けない仲間や、家族に聞くのがいいかもしれません。
もちろん、指摘されたからと言って改善できない場合もあります。
その場合、香水をつけるとか、歯を磨くとか、においのする食事はとらないといった気づかいをしましょう。
面接は一発勝負ですから、せめてこの日だけは臭わないように努力してみましょう。
ボロを出さないために
さて、ここまで身だしなみのチェックポイントを挙げてきましたが、身だしなみは日頃の習慣がでてしまうものです。
その日だけきれいな身なりをしようとしても、どこかにほつれが表れてしまいます。
なるべくならば、普段から身だしなみに注意をする生活を送りましょう。