ホーム気に入られる営業活動術断っているのに頻繁に電話をかけてくる
一度電話のアポを受けて、断っているにもかかわらず、「また来週かけます」「来月かけます」と言って、しつこく何度もかけてくる営業マンがいます。
こちらは、「今はその必要はないですね」「興味ないです」 と答えているのに、果たして1週間後、1か月後に興味がわくでしょうか。
短期間に電話をかけ直しても返事は同じです。最初はやんわりと期待を持てそうな断り方をしていたにも関わらず、やがて「まったく検討していないので結構です」のように、きっぱりと断られてしまうでしょう。
また、それとは別のケースですが、一度電話アポを受け入れて、実際に会って話をしているにもかかわらず、その情報がアポとり担当に伝わっておらず、一度もあったことがない感じで「一度ご挨拶を…」という電話をかけてくる会社もあります。
これなどは完全なミスですので、きちんと情報共有して二度とかけないようにしなければなりません。
私の場合には、一度会ったにも拘らず、初めてかけているという感じで電話アポを2回もかけてきたところもあります。
逆に会社への印象悪化、不信感を招きますので、決してやらないように気をつけましょう。
一度ならばまだしも、二回もやってしまうのは致命的です。
さて、繰り返し電話営業をしてくる場合に、辛うじて許されるレベルには、キャンペーン中なので連絡する、というものがあります。ハードやソフトの販売を行っている会社に多く見られます。
「只今、ノートパソコンのキャンペーンをやっているので直近でご検討されていますか?」というものです。
これについても「100発撃って1発当たればしめたもの」戦略には変わりはないので、受ける側としては迷惑なのですが、キャンペーンのお知らせ程度であれば、「需要は今のところない」と答えれば、すんなりと引き下がるので、許容範囲と言えます。
いきなり電話をかけて、「ちょうどパソコンがほしかったんだ」と言われる確率は10%もないでしょう。
大抵は必要だと思ったら、自分から調べて、既に発注してしまっているはずです。
電話アポを何度かしているうちに、断り方によって、しばらく時間をおけば会ってくれそうか、当分は会ってくれなさそうかがわかるはずです。
基本的には、断られているので、短期間のうちに考えが変わることはありません。
ですから、来週また電話をかけますとか、1か月後に電話をかけます、というのは印象を悪くするだけなのでやらないに越したことはありません。
早くても四半期に一度くらいが適当でしょう。
電話をかけるタイミングは、新入社員の入社時期や決算期などの相手の都合を考えたものや、自社のキャンペーン期間などがよいでしょう。