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ホーム社内での立居振舞術管理職が無責任

会社とはどういうモノか管理職が無責任

中小企業の管理職には、無責任な人が多くいます。
無責任な人というのは、自分があまり仕事や他人に関わりたくないと考えている人でもあります。
平社員の仕事を部下と同じように抱えて、「自分の仕事」だけをやっていたい人は、部下の面倒を見たり、部下の案件をサポートしたりすることは、滅多にしません。
このような人たちのとる無責任な言動は大別すると3つあります。

無責任な言動のパターン

「わたしは知りません」

管理職の中には、その部署の管轄である仕事であっても、担当は部下なので、担当ではない自分は知らない、という発言をする人がいます。

担当が違うからといって、「知らないから自分は関係ない」ということにはなりません。
部下のやることは逐一確認して把握しておかなければならないからです。

こういう管理職は、「わからないから直接本人とやりとりして」と言って、関わろうとはしません。

多くの場合、その部下との折り合いが悪かったり、命令したり、怒ったりすることが苦手な人である場合に、このような無責任な言動が生まれます。

「わたしは言いました」

その管理職のいる部署で、仕事が滞っているときに、他の部署や、より上の立場の人から「どうなっているんだ」と問い合わせを受けた時に、無責任な管理職は「わたしは担当のAさんに言っています。
しかし、Aさんがまだやっていないようです」と答えてしまいます。

それが事実だとしても、仕事が止まっているのは、その上の管理職の責任でもあります。
早く仕事を完了させるために、Aさんにはっぱをかけたり、別の部署の人と交渉して納期をずらしてもらったりして、問題が起こらないように調整していくのが本来の役割なのですが、人を動かすことができないため、そのような場面でとっさに自分のせいではない、悪いのはあいつだ、という発言をしてしまうのです。

中小企業は、そのような物言いが通ってしまうところでもあります。
だから、「わたしのせいではない、悪いのは部下なのだ」 といえば、他の部署の人は、「悪いのはAさんか」と思い、今度はAさんに文句を言うようになります。 

自分が攻撃をされたくないために、立場の弱い人をスケープゴートにしてしまうと、その管理職は自分の部下から信頼されなくなります。
そして、陰で悪口を言われるようになり、部下は上司を無視して仕事をするようになります。

しかし、無責任な管理職は、自分の存在とは関係なく仕事が回るようになったら、むしろ安心してしまいます。
「よかった。自分が責任を問われることがなくなった」と。

「~さんがそう言っています」

例えば、必ず提出しなければならない書類を、期日までに提出してもらうために、皆に伝えたいのですが、自分の立場が弱すぎるため、管理職の威光を借りて、その仕事をトップダウンで進めようとしたとします。
あなたは、管理職に「わたしが言っても全然やってくれないので、これをやるように、皆に言ってもらえませんか」と頼みます。

すると、無責任な管理職は、他の人たちに「悪いね、Aさんが言っているんで、やってもらえないか」と言います。
つまり、自分のせいではなく、Aさんが言っているんだと責任逃れをしている訳です。
そもそも管理職の威光で仕事をさせようとしている訳なので、そこで「Aさんが言っているから」と伝えてしまうと、威光は借りることができていないことになります。

このように、無責任な管理職は、すぐにその情報源がだれなのかをばらしてしまいます。
ですから、ばれたら自分の立場が危うくなるような情報は、無責任な管理職には言わない方が無難です。

無責任な管理職への対応

このように、自ら動かない人を上司に持ってしまった場合、どうすればいいでしょうか。
その対処法を考える前に、まず、なぜそんな無責任な態度に出るのか知ることにしましょう。

無責任になる理由

嫌われたくない

命令をしたり怒ったりすると、嫌われるのではないかという恐れが、結果として無責任な行動を生み出してしまうことがあります。

彼らは普段、苦手なのであまり強い物言いをしません。
それでも部下は仕事をしてくれます。
しかし、強く言わないので、部下にはすこしなめられています。
たまに強く言ってみても、逆に反論されて、思い通りに動いてくれなかったり、やっとのことで動かすことができたとしても、「毎回ここまでやらなくてはならないのでは、疲れてしまうな…」と思ってしまうのです。

その結果、あまり余計なことは言わず、部下があげてきた仕事もろくにチェックしないで、上にあげてしまうような仕事をするようになります。

その上の人がそれをチェックして、おかしなところを見つけたら当然、「ここはおかしい。
何をやっているのか」と注意されます。
このときに「私は知らない、やったのは彼だ」と部下に責任転嫁してしまうのです。

よくわからないことはしたくない

無責任な管理職は、部下が書いた、企画書や予算請求に対して、あまり動こうとしてくれません。
なぜならば、自分がさらに上の人に説明しなければならないからです。
つまり、その企画や予算請求が、きちんと説明できない状態で上に持って行っても、そのまま突き返されてしまうだけでなく、自分の評価も下がってしまうので、ちょっとやそっとのことでは動こうとしないのです。
あなたの仕事がお粗末ならば仕方がないのですが、緻密に練られたものをだしたとしても、やはりなかなか動こうとはしないでしょう。

「大変だろうからやってあげる」という感覚で接する

このような管理職を上司に持ってしまったら、残念ながら、その管理職がいる限り、仕事は滞ってしまうことになります。
彼らを意のままに動かすのは至難の業なのです。

そこで手っ取り早い方法は、彼らを飛び越えて、その上の人に話を通してしまうことです。
つまり、最終的な決定権を持っている人さえ押さえてしまえばいい、ということです。

管理職は、さらに上の立場の人がいる限り、決定権など持っていないに等しいのです。
ですから、最終的な決定権者と話すことができるように、日ごろから雑談などをして触れ合っておきましょう。

ところで、そんなことをしたら中間管理職は気を悪くするのではないかと心配になるかもしれません。
大企業ではそういうこともあるでしょう。
しかし、中小企業などの規模の小さい会社で、しかも無責任な管理職がゴロゴロしている環境であれば、このように間を飛ばして仕事をすると、その管理職の仕事は承認のハンコを押すだけで済むので、むしろありがたがられます。
そして、ありがたがっているんだからと思っても、「忙しそうだから上の人と話してみた」とか「電車で一緒になった時に話してみた」といった理由で、既に話が通っているので大丈夫である旨をスマートに伝えましょう。

そして、急ぎでなく、上の人に通すのが厄介でもない案件は、無責任な上司にそのままあげておけば、あなたが彼を完全に無視しているわけではなく、一定の敬意を払っているというアピールにもなります。

大事なことは、「大変だろうから、やっておきました」という感覚を持って、さっさとやってしまうことです。
最終決定権者をおさえてしまうと、とても仕事の進みが早くなることでしょう。

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