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会社とはどういうモノか報復人事は日常茶飯事

管理職と平社員の決定的な違いは人事権があるかないか、です。

平社員が組合活動でどんなに権利を主張しても、不当労働行為だと声を荒げても、ひとたび経営者に「こいつは面倒なヤツだ」とにらまれてしまえば、異動の対象にされてしまいます。
あなたは、行きたくもない職場に異動させられ、ストレスを抱えることになるかもしれません。

組合活動メインで、仕事など何をやっても同じだとふりきっている人や、どんな仕事も前向きに取り組むやる気の塊のような人ならいざ知らず、このウェブサイトを見に来ている人であれば、今の部署から異動したくないと考えているはずです。

どんなときに報復人事が行われるか

「会社は利益を追求するもので、個人の感情に流されて仕事を左右するような人事を行うなんて、ありえない」と思いますか?
答えはノーです。

中小企業では、自分の意にそぐわない社員は、簡単に異動の対象になります。
その人が、どんなに仕事で成果を上げていようとも、陰で上司の悪口を言っていることがあかるみにでたり、普段から上司のやることに反発していたりすると、次の人事の時期に異動させられる可能性が高くなります。

また、直属の上司よりも、もっと上の、日常の仕事であまりかかわらない役員クラスの人に睨まれてしまった時の方が、異動の対象になりやすくなります。
彼らはあなたの現在の部署での重要性など知ったことではないので、「この人は異動させられないな」というブレーキを持っていません。

それに中小企業では、しばし会社の利益よりも個人の感情が優先されます。
「どんなに重要な社員であったとしても、その一人の存在で左右されてたまるか」という意地のようなものもあります。

いずれにせよ、目をつけられたら異動の対象になるということです。

報復人事を避けるには

このような報復人事によって望んでいない部署に異動になることを、できるだけ避けるには以下のような行動を普段からとっておきましょう。

  • 普段から周りと良好な関係を築く
  • 悪いことで目立たない
  • 役員に覚えてもらう

普段から周りと良好な関係を築く

人事を左右するのは管理職の権限であり、平社員には力づくで阻止することはできません。
だから、周りと良好な関係を築くことによって予防しましょう。
平社員には直接人事を決定する力はありませんが、人事権を持つ人と仲の良い人はいます。
そういうコネクションのある人に嫌われてしまうと、あなたの会社での立場は弱いものになってしまいます。

こういったことを視野に入れて、周りの人とはだれであっても仲良くしておいた方が安全なのです。
もちろん仲良くするといっても、必要以上にすることはありません。
まずは、会社にいるときは仲が悪くない、という程度でいいのです。

悪いことで目立たない

ここでいう「悪いこと」とは、社会人としておかしい行動である、ということはもちろん、本来ならば労働者の権利であるけれど、経営者からみると、その権利を主張されすぎるのは困る、ということも含みます。

また、遅刻・早退・欠勤・有休のとりすぎ、残業代が突出して多い等々も、目をつけられる要因です。
要は、平均値よりも高くなると目立つということです。

有給休暇の取得は、制度でも認められているし、法律もあるのだから、有休をとって何が悪いのか、と思うかもしれません。
普通に考えれば、「使ってよい」ということでその日数が与えられているので、全部とっても文句を言われる筋合いはないはずです。
しかし、中小企業では、目をつけられる対象になってしまうことがあるのです。

中小企業にはあまりお金がありません。
なるべく支出をカットしたいと思っています。
最も削減したいコストは、人件費と福利厚生です。
労働者に支払う金は無駄である…残念ながら、そういう風に考える経営者は沢山います。

有休は無駄な金の最たるものです。
何も働いていないのにその分の給与はカットできないので、経営者としてはなるべく有休はとってほしくないと考えています。
それでも多少は目をつぶります。
しかし、あなたが平均よりも多く休んでいたら、面白くないのです。

残業代が突出して多いのも同様の理由で嫌がられます。
また、年齢が高くなると一般に、残業代の単価が高くなります。
そのため、より高い年齢の人が残業をしすぎていると、残業のない部署に異動させるか、管理職にしてしまうか、という検討をしはじめます。

役員に覚えてもらう

役員などの高い地位にある人と、会話をしていますか?

もし、あまり話をしない、朝に会っても「おはようございます」の一言を交わすだけ、ということであれば、即刻改善しましょう。

役員と長い会話をするようになれば、必然的にプライベートの話をするようになります。
プライベートの話をするようになれば、親密度が増します。
特に役員は、他の平社員のプライベートの話を聞く機会が少ないので、記憶に残るでしょう。

すると、仕事で何か成果を上げた時に「あいつが成果を上げたのか」と強く記憶に焼き付けることができます。
こういう記憶への刷り込みが繰り返されて、やがて彼らの中で「あいつはわが社にとってかけがえのない人だ」という認識が形成されます。

良好な関係を築いておけば、悪い噂が立ったときでも、鵜呑みにされません。
「まさかあいつがそんなことをするはずがない」と思ってくれなくても、一旦確認することくらいはしてくれるでしょう。
また、普段から話をする関係を作っておけば、悪い噂が流れているときに、「こういう根も葉もないうわさを流されていて困っている」と相談することもできます。

管理職以上の人というのは、プライベートの相談事をされることを好みます。
他の人から相談されることは、自分が頼りにされていることを意味するし、誰かの秘密を知ることは、多くの人にとっては面白いことだからです。

だからといって、解決してくれるわけではありません。
役に立たないアドバイスをしてくれるだけです。
ですから、解決をしてくれると思って相談するのはやめておきましょう。
そして、意味のないアドバイスをもらったときに、お礼を言っておくことができれば、あなたは「可愛いやつ」という地位を得られることができるかもしれません。

こういう積み重ねが、報復人事から身を守る手段となるのです。

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